製品開発者ブログ

2013年に世界初の腹腔鏡手術縫合トレーニングに特化した練習用持針器誕生

2020.10.09

2013年に千葉大学フロンティア医工学センター 准教授 中村亮一先生とお打合せをさせて頂きました際に、
同センター 准教授 外科医の川平 洋先生を紹介していただきました。

川平先生から「腹腔鏡手術のトレーニングで使える持針器を作ってほしい」とご依頼をいただきました。

「持針器」や「腹腔鏡」という単語が全く頭になかった状態からのスタートでした。

当社は元々高分子材料を用いた製品開発がメインとなっていましたので、お断りをしても良いと
考えていました。しかし、川平先生、中村先生のお話をお伺いして、当社で何ができるかと考えていました。

以降に何度か川平先生、中村先生からレクチャーをしていただき開発がスタートしました。

開発のプライオリティーは「低価格である」「臨床用と遜色のない品質である」でした。
気兼ねなく、極論ですが壊れてもいいと思えるような低価格を目指しました。

ご依頼をいただいてから半年後には製品化をし、2013年11月に福岡で開催された第26回日本内視鏡外科学会で
紹介をしていただくと、大反響となりました。

川平先生、中村先生からいただいた素晴らしい機会が、多くの先生にご愛用頂いている練習用持針器となりました。
この場をお借りして、両先生に御礼を申し上げます。

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