製品開発者ブログ

今までになかった剥離・縫合練習用三層モデル。

JPTC樹脂の特性を活かしたこのモデルは、層同士に粘着性が施してあります。
粘着性は何度も利用することができることから、繰り返し剥離トレーニングが行えます。

私の座右の銘である「視点を変えれば始点」を形にしたのが、この三層モデルです。

粘着性が高い樹脂の短所を長所にして、今までにないモデルを誕生させることができました。

このモデルを高く評価していただいている名古屋市立大学 消化器外科分野 病院助教の早川俊輔先生から、「それぞれの層を漿膜-筋層-粘膜に見立てることで、腸管吻合の訓練も繰り返し行なうことができます」とモデルの一つの使い方を教えていただきました。

このモデルの大きな特徴としては、超音波凝固切開装置でも切開ができることです。
オリンパス様及びジョンソンエンドジョンソン様の装置で切開ができることを確認しています。
そのことから、動植物の素材を使わずに、ドライラボで切開や剥離トレーニングができます。
素材が腐ったり匂ったり、そして消費期限はありません。冷蔵庫で保管する必要性がありません。

今までにない三層モデル JPTC Tri Layer Modelにご期待ください。